Electronics

2011.08.17

ポケットガイガーKIT販売開始

誰でも安価に購入できスマートフォンによって情報を共有できるサーベイメーター(空間線量計)を開発している非営利プロジェクトradiation-watch.orgが順調に進展している。7月上旬にkickstarterで資金調達を開始し、早くも1ヶ月後の8月10日には最初のキットが発売された。そして、あっという間に完売(買いそびれました)。申し込みが殺到した模様。受注再開は8月15日頃とのこと。
現在のバージョンをもとにDIYコミュニティや一般の方から実用性に関するフィードバックを集め、年末には量産バージョンを出すのが彼らの計画だ。

Science

2011.08.16

幻の名著『Golden Book of Chemistry Experiments』が無料閲覧に

1960年代の名著 Golden Book of Chemistry Experiments(Robert BrentとHarry Lazarus共著)が Scribdで無料閲覧できるようになった。事前に5ドルを支払うか、自分で何かのドキュメントを提供すれば、PDF版のダウンロードもできる。この本は、格調高い究極の化学実験マニュアルとして語り継がれてきたものだ。紹介されるごとに「もう二度とこのような本は作られないだろう」というコメントがついた。安全性の問題で今ではもう再販はできないということで、アマゾンでは古本に数百ドルの値が付いている。

Electronics

2011.08.15

AutodeskがInstructablesを買収:Makerにとって何を意味するのか

AutodeskのInstructables買収は、先週最大のニュースだった。この記事を書くにあたって、ボクは数日間考えた。Autodeskはインターネット最大のDIYコミュニティに食いついた。リスクは大きいが、その見返りはもっと大きいかもしれない。たしかに、Autodeskはプロユーザのビジネスを拡大させる術は心得ている。しかし、一般のMakerに対してはどうなんだろう。今回は、そこについて論じてみたい。Autodeskのinstructables買収はMakerにとってどんな意味があるのか。

Electronics

2011.08.12

今すぐ「着られる」 Androidウェアラブルプラットフォーム

WIMM LabsのWIMM Wearable Platformは、約2.5センチ角のAndroidモジュールに160×160ピクセルの半透過型液晶ディスプレイ、Wi-Fi、Bluetooth 2.1、GPS、加速度センサ、磁気センサ、バイブレータ、スピーカ、最大32GBのmicroSDが搭載されている。プロセッサの速度は667MHz。ということは、周辺機器を必要とせず、これだけで、iPod Nano、LiveView、inPulse、Metawatchなどのような画面で操作するデバイスとして成立する。

Electronics

2011.08.11

News From The Future:別の場所の写真を撮る「ブラインドカメラ」Buttons

「Buttons」は別の場所の写真を撮るカメラだ。
写真を撮ることは、思い出を残すことです。時間と視野を切り取る作業です。そしてアルバムにして保存したり、みんなと見せ合ったり。いずれの場合も。私たちは、自分たちの思い出を通して精神的なつながりを持つ視角アイテムを作っているのです。写真は、過去の瞬間を思い出させてくれます。写真そのものが思い出になることも少なくありません。Flickrなどのサービスを使って、そうした個人的な瞬間をたくさん集めたアーカイブを作り、多くの人と共有するということも、今では写真の楽しみ方のひとつになっています。

Electronics

2011.08.10

Circuitbee – ブログで回路図をシェアできるサービス

Ben Delarreは、ウェブサイトに回路図を埋め込むためのサービス、Circuitbeeの原点とこれからについてMakeに語ってくれた。

電子回路を作って、その回路図をブログで公開したいと思ったとき、または回路図をフォーラムに公開して助言をもらいたいときなど、細かくて大きな画像を貼り付けるほかに、いい方法はないもんかと考えたことはありませんか。
あります。2010年、私たちは最初の本格的な電子プロジェクト、Illuminatrixに取り組んでいたときのことです。

Electronics

2011.08.10

Fritzing 0.6.2 – 表面実装パーツ対応に

FritzingのAndre Knorigは、オープンソースの「プロトタイプの資料製作、共有、学校での電子工作授業、商用製品用プリント基板のレイアウトができるツール」のバージョン0.6.2を発表したと教えてくれた。
新機能としては、表面実装パーツ、SparkFunパーツライブラリ、Stripboardsに対応したことなどがある。完全な情報は更新履歴を見て下さい。最新版のダウンロードはこのページから。

Electronics

2011.08.09

ラジコン用送信機で長距離通信

ラボアールの『Arduino用 RC送信モジュール シールド』を使うと、簡単に2.4GHz帯ラジコン用送信モジュールを作品に取り込むことができる。ラジコン仕様なので、片方向ながら条件が良ければ数百メートル先の機器を制御可能だ。送受信モジュールは最大8chのサーボを動かすためのものだが(PWM信号が送られる)、工夫すればデータ通信にも応用でき、計算上は3600bps程度の転送レートが見込める。送信モジュールは技術基準適合証明に対応済み。将来的には9600bpsのテレメトリ信号(双方向)にも対応する予定とのこと。