Kids

2018.10.16

レゴの町ビルンへ教育施設「レゴハウス」を訪ね、レゴと教育の関わりについて話を聞いた

1年で最も日が長くなる夏至の日、私はデンマークのビルン(Billund)という町にいた。デンマークと言えば、大抵の人が思い浮かべるのは首都コペンハーゲンだが、そこから電車で2時間半ほど行ったところにあるこの町はあまり知られていない。なぜこの町で静かな休日を過ごすことを選んだかというと、ビルンは知る人ぞ知るレゴの町であるからだ。

ある日私は自分が住むバルセロナからビルンへのLCC(格安航空会社)の直行便があり、15ユーロという破格の値段のチケットを見つけた。

Crafts

2018.08.10

[MAKE: PROJECTS]インスタ映えするパーティー用の光るヒール

私は、着て行く服が決められずにいつもパーティーに遅刻するタイプの人間だ。そして私は、パーティー用の手の込んだあるプロジェクトを最後の最後まで作り込んでいる人間だ。それを私は「インスタ映えヒール」と呼んでいるのだが、デザインから製作までを1週間以内で終わらせ、SparkFun Electronicsホリデーパーティーに履いていった。

ヒールに取り付けたLEDは、AdafruitのBluefruit LE Connectという無料アプリを走らせたブレスレットから無線でコントロールできる。

Other

2018.07.19

身近な野あそびから森で生きる方法まで――新刊『生き物としての力を取り戻す50の自然体験』は7/26発売!

「Make:」から、『子どもが体験するべき50の危険なこと』『退屈をぶっとばせ!』に続く、ユニークなアクティビティブックが刊行されます。

書籍概要

『生き物としての力を取り戻す50の自然体験――身近な野あそびから森で生きる方法まで』
カシオ計算機株式会社 監修、株式会社Surface&Architecture 編
2018年07月26日 発売予定
A5判/236ページ
ISBN978-4-87311-842-0
定価2,376円

●全国の有名書店、Amazon.co.jpにて予約受付中です。

Other

2018.05.15

『子どもが体験するべき50の危険なこと』から8年、10代の少年少女のための “退屈な世界・大人に支配されない意味のある人生を作る” 実践の本、『退屈をぶっとばせ!』発売!

以下、書籍の写真は見本です。実際の仕様とは少し異なります。

書籍紹介

本書は、自分自身にとって意味のある人生を作りたいと考えている10代の少年少女のための書籍です。

その内容は「すぐに大人にほめさせない」「学校に行かないで学ぶ」「成人になる儀式」「ADHDの子どもへのメッセージ」など、成長の過程で必要なことが書かれたエッセイから、「文章を書くためのエクササイズ」「批評する方法を身につける」「自分自身のメディアを作る」「スニーカーをデコる」「クッキーの焼き方を通して科学実験を学ぶ」「政治家に自分の考えを伝える」「ガレージセールでお金をかせぐ」「自分で自転車を修理する」「ゲームデザインを学ぶ」など、自己表現、社会活動、DIYに関連したハウトゥまで幅広いものです。

Crafts

2018.03.27

可愛らしいカササギの木彫パペット

先日、Instagramを見ていたとき、美しい木製のカササギと目が合った。それがなんなのか、理解するまでに少し時間がかかったが、木材から彫り出されたパペットだと判明した。私は作者のClaire Brooksに連絡を取り、詳しい話を聞いた。

私は木彫はほとんどやったことがなく、このカササギは私が生涯に作った2つめのパペットです。イギリスのサウスデボンで活動しているPuppet Craftのパペット作家、John Robertsとともに、2週間かけて作りました。彼は高名なパペット作家であり人形使いでもあります。

Kids

2017.11.10

「すべての子どもがテクノロジーを使えるように」― Micro:bit教育財団CEO Zach Shelby氏インタビュー

イギリスで100万人の子どもに無償配布されたことで大きな話題を呼んだ(記事参照)、教育用マイコンボード「BBC micro:bit」(以下micro:bit)。英国放送協会(BBC)が主体となって開発したこのボードには、ボタンスイッチ、LED、加速度センサー、光センサー、地磁気センサー、温度センサー、BLEなどが搭載されており、これ1つでさまざまな動きを表現できる。また、ブラウザ上でブロックを組み合わるだけでプログラムを作れる開発環境も用意されており、子どもでもかんたんにプログラミングを習得することが可能だ。

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2017.10.24

Maker Faire New York 2017 #2 匂いのシンセサイザー、Edtechシーンが集中するニューヨーク

9月下旬のニューヨークは半袖でも汗ばむ温度で、まだ夏の雰囲気が残っていた。雲ひとつない青空の下で開催されたニューヨークのMaker Faireでは屋外のスペースも活用され、たいていはテントを張っていたが、屋根を設けずに完全に野外で(のびのびと?)3Dプリンターを動している豪快なブースもあった。

ブルックリンにある食べ物と飲み物のための博物館、Museum of food and drinkによって作られた「The Smell Synth」はピアノを弾いて音を出すように匂いを出すというコンセプトで制作された匂いのシンセサイザーだ。

Kids

2017.10.16

子どもや初心者でも楽しいLEDの目が光ってジャンプする折り紙カエル

これまでにも光る折り紙はいろいろあったが、この可愛らしいジャンプするカエルは一段階レベルが高い。カエルのお尻を押すとLEDの目が光る。手を放すとぴょんとジャンプする。うまくすれば、宙返りもできる。

この目が光ってジャンプするカエルの折り紙は、IBMのエンジニアでSTEAM教育の推進者でもあるEmi Olssonが考案したもの。私の著書、「Paper Inventions」に掲載した光るペーパーアートからヒントを得たという。Emiは、Mini Maker Faireで私と挨拶を交わした後、Twitterで動画を送ってくれた。

Kids

2017.09.06

第二回全国小中学生プログラミング大会の締切は9月15日まで!

2020年にプログラミング教育が義務教育において必修化されるまで、あと3年を切りました。現在は、まだ様々な人が様々なアプローチで、プログラミング教育をどのようにして小中学生に教えていくか試行錯誤している段階です。

私たちは、プログラミングを「表現する力」を身につけるために学ぶものと考えています。そこでプログラミングで小中学生の児童・生徒たちが自分の考えを表現することを競う、全国小中学生プログラミング大会を開催。今年で第2回を迎えました。

Kids

2017.08.22

ボルテックス砲から人が乗れるホバークラフトまで、家族で楽しめる夏休み向けプロジェクト8つ

グループで工作などを行うとき、他と比べて、やけに盛り上がるグループがある。それは家族チームだ。私は、子どものころ母と家の改造をし、父とスキーにワックスを塗るといった生活を送っていた。そうした体験が、私の工具や工作に対する愛情を育てたのだと思う。今は、妻とハッカースペースを運営して、一緒にいろいろな物を作り、全国のMaker Faireに出展している。一緒に作るということで、一緒に幸せになれる。そして、退屈することなく、その良い関係を長く続けることができるのだ。

そこで、家族で楽しめるプロジェクトをいくつか紹介しよう。