Fabrication

2014.01.10

2013年お気に入りの新ツール12選

2013年は、新型ツールがあまり出てこなかったが、それでも、革新的だったり、便利だったり、または単にかっこよかったりするツールがいくつか現れた。そのなかから、Maker、ハッカー、ホビイスト、DIY愛好家にぴったりのツールを紹介しよう。

また、私の新刊『Maker Tools Buying Guide』と『Ultimate Tool Gift Guide』(ToolGuyd)も見てほしい。両方で110種類以上のツールを紹介している。より性能の高いツールをお探しのみなさんにお勧めです。

Crafts

2013.12.24

木を使ったiPhoneケースを作る

iPhone 3がそれ以降のモデルよりもよかった点は、断面が丸くなっていたことだ。だから、ベゼルの上まで飛び出すことなく、ケースを固定できた。Jimmy Direstaのshop-proofed phone case(工房仕様の電話ケース)がいいと思った方は、Ben Saksのアイデアも気に入るだろう。

Ben Saksの新しいケース。オーク製。iPhone 5にきっちりはまる。

建築家で木工職員のBenが今年の始めにAndroidからiPhone 5に乗り換えたとき、スワイプする指に当たらない、フロントパネルの美観を損なわないケースが欲しいと思った。

Fabrication

2013.12.06

StratasysがAfiniaを提訴:デスクトップ3Dプリンター業界の岐路

この訴訟の結果如何では、将来のデスクトップ 3D プリンターの開発に大きな衝撃を与えるかもしれない。

業務用3Dプリント業界の老舗であり、先日、デスクトップ3Dプリンターのメーカー、MakerBotを買収したStratasysは、Afinia H-Series 3Dプリンターのメーカー、Microboards Technology, LLC,(長いので、この記事では単にAfinaと呼びます)を特許侵害で提訴したと発表した。

この訴訟の意味は大きい。

Fabrication

2013.12.04

3Dプリンターのスライシングソフトとコントロールソフト

人気の高いオープンソースのプリンタークライアント、Repetier-Hostには、パン、ズーム、ティルトができる美しい3Dウィンドウがある。

モデルをプリントするためには、2つのソフトウェア処理を通過しなければならない。「スライシング」と「センディング」だ。スライシングは、モデルをプリント用の薄いレイヤーに分割し、それを塗りつぶすためのツールパス(プリンターヘッドの通り道)を設定する。そのツールパスを、プリンタークライアントがプリンターに送り、プリンターのさまざまな機能を操作できるよう、ユーザーにインターフェイスを提供する。

Fabrication

2013.12.03

「コレが欲しかった」3Dプリントの体験談

「私のエレキウクレレのブリッジが取れてしまって驚いた。修理に出すか、新しいウクレレを買うことも考えたが、それでは数週間、ウクレレなしの生活になってしまう。

そこで、オリジナルのブリッジのサイズを測り、数分間でモデリングして30分でプリントしたら、プロトタイプができてしまった。その後4回作り直してブリッジが完成した。ブリッジは強化され、弦の落ち着きもいい感じだ。前よりいい!」

— Martin A. Koch(スペイン、マンゼラ)

「私のオフィスにはペーパータオルのディスペンサーがあるのだが、ずっと前にキーをなくしてしまった。

Crafts

2013.11.18

大西康明のホットグルーアート

ホットグルーガンは、プロジェクトを素早く仕上げるための秘密兵器として多くのMakerに愛されている。最適な工具がわからないときなどは、とても重宝する。

大西康明はしかし、ホットグルーを素材として使い、金網から垂らして枝分かれさせて、複雑で半透明なアート作品を作っている。尿素結晶を加えることで、輝きを与えている。通常は黒のグルースティックを使っているようだ。こんなすごいものがあるなんて、ちっとも知らなかった。

Science

2013.10.16

Maker’s Notebookを埋め尽くす

音楽: clintongore

私は約2年前に Maker’s Notebook を手に入れ、すぐに使い始めた。私はこの整理ゲームに後から参加したので、システムはずいぶん特異なものになった。私は予定表をいくつか書き込んだが、とにかくなんでも書き込むことに使った。その結果、余白をひとつも残さずに使うという衝動に駆られた。映画『セブン』のケヴィン・スペイシーのようだと言う友だちもいたが、それでうまくいっていた。

上のビデオを見ればわかると思う(個人情報は編集してある)。

Electronics

2013.10.03

konashiを使ったMake-a-thon開催

情報科学芸術大学院大学[IAMAS]准教授の小林さんから、イベントのご案内をいただきました。

今年の6月に開催した「konashi」を使った「Make-a-thon」(メイカソン)の第2回を、ロフトワークとFabCafeを会場に開催します。

konashiはiPhoneやiPadに無線でつなげるデバイスを簡単につくれるフィジカルコンピューティングのツールキットです。そして、自身の得意な領域を生かし、チームになってこれまでにない何かをMakeするのがMake-a-thonです。

Fabrication

2013.09.20

3Dプリントの美しき失敗作12点

ラピッドプロトタイピングにおいて3Dプリンターは本当に重宝するが、ちょっとした欠点もある。エクトルーダーの不調、ベッドの上でプリントがずれる、ベルトが滑るなどなど、原因はいろいろあるが、プリンターを動かして、目を離して、戻ってくるととんでもないことになってる、なんてことがよくある。

だが楽しいことの、そんな失敗によって、けっこう面白いものができたりもする。ここに紹介する12点は、失敗作なんだけど、なんかいい感じのものだ。みんなも、こんな経験があったら教えてほしい。

Electronics

2013.09.20

自分を改良する:人の体をハックするMakerたち

テレロボティックハンドを披露するRaj Singh。

18歳のRaj Singhは、12歳のときからロボットを作っている。高校ではロボティクスチームのキャプテンを務め、チームの競技用ロボットの開発を手伝っていた。この秋からドレスラー大学に進学し、医用生体工学を学んでいるRajだが、新しい高度なオモチャを作るのではなく、人の役に立つ実用的なロボットを作りたいという衝動に駆られるようになった。

「日常的な仕事をするロボットを作りたい理由は、目標の範囲を広げて、自分に何ができるかを確かめたいからです」と彼は言う。