Electronics

2020.04.28

「toio™ コア キューブ」が単体発売、フィールドを拡張する「開発者向けマット(仮称)」もサンプル提供

編集部から:本記事は、小林茂さん(情報科学芸術大学院大学[IAMAS]産業文化研究センター 教授)に取材、執筆していただきました。

2019年3月、ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、ロボットを使った新しいあそびのプラットフォーム「toio」を発売、同時にプログラミング環境や詳細な技術情報を公開した。続けて6月にはJavaScript用ライブラリを公開し、半年足らずでメイカーをはじめとする様々な人々が活用し、次々と作品やツールが生まれた(昨年8月末に取材した記事)。

Fabrication

2020.04.22

「プランC」のプロフィール:シアトルで生まれたMaker Mask

ある地方の病院がシアトルのメイカースペースに、マスクとバイザーを作れる人はいないかと尋ねてきた。彼らは少々あわてて、誰ならできるかを調べてみた。すると、機械工学の経験を持つRory Larsen(ロリ−・ラーセン)がそれに飛びつき、一夜を費やしてデザインを練り上げた。「フットボールを受け取って走り出した感じです」とロリーは私に話してくれた。「夜に最初の(3Dプリントによる)Maker Mask(メイカーマスク)を作りました」

金曜日の明け方5時か6時に、ロリーは父親に電話をして「ボクが作ったものを見てよ」と伝えた。

Electronics

2020.04.20

サンフランシスコのハンバーガーショップが作ったオープンソースの手回し式「エアロック」で安全なテイクアウトが可能になった #DIY感染予防



新型コロナウイルス危機の影響でレストランは店内の食事スペースを閉鎖し、テイクアウトのみの営業を強いられているが、ここに店員と客の両方の安全を可能なかぎり守ろうというDIYプロジェクトがある。サンフランシスコのロボット・ハンバーガー・レストラン、Creatorは、テイクアウト引き渡しウィンドウを開発した。これは小さなエアロックのような構造で、外の空気が店内に入らないように気圧が調整され、自動的に消毒するベルトコンベアまで備えられている。

Other

2020.04.17

Maker Faire Kyoto 2020 Online|居心地がよく、誰もが出入りしやすいメイカーコミュニティを作るためのパネルディスカッション「メイカーの心得」 #MFKyoto2020

編集部から:Maker Faire Kyoto 2020 Online|パネルディスカッション「メイカーの心得」を5月2日(土)13:00-14:00に開催します。その背景や内容について、大網 拓真さん(FabLab SENDAI – FLAT)に寄稿していただきました。なお、本セッションには、今野恵菜さん(山口情報芸術センター[YCAM]/乙女電芸部)、久保田晃弘さん(多摩美術大学情報デザイン学科)と城一裕さん(九州大学大学院芸術工学研究院/山口情報芸術センター[YCAM])にもご登壇いただきます。

Other

2020.04.17

ニューヨークでフェイスシールドを作るAdafruitが生活に必要な事業と認定された!

一般の事業所と同じく、Adafruitも事態が深刻になり始めた時点で営業を停止した。しかしそのすぐ後、Adafruitは「必要な製造業のために欠かせないサービスおよび事業」に認定された。つまり、必要最低限のスタッフで重要な部品の出荷ができるようになったことに加え、新しい製品ラインとして地方自治体や病院のためのフェイスシールドの製造も可能になったということだ。

自宅待機命令が出されたニューヨークの街は、今どんな風だろうと気になった。フィルは、オフィスに向かうときの様子を少しだけ教えてくれた。

Crafts

2020.04.14

おとでん通信 #2|ハンダづけしなくてもつくれる「振動モータを使った動くいきものマスコット」

こんにちは、乙女電芸部(おとめでんげいぶ)略して「おとでん」です!

いよいよ春がやってきましたね! 残念なことに今年は新型コロナウィルスの影響で、例年のようなお花見とはいかないかもしれませんが、おうちで春を味わうのもよいかもしれません。おうち時間がたくさんあってどうしようという方は、ぜひおとでん通信を見て、ものづくりをしてみてください!

皆さんお身体を大事にしながら、それぞれの春を楽しみましょう。

Electronics

2020.04.13

売り切れたUSBウェブカメラの代わりにiPhoneを使う方法

パンデミックの影響で、人々の買い物の傾向が目に見えておかしくなったり、サプライチェーンが途切れたりしている。まず店からトイレットペーパーが消えた。それからイーストがなくなった。そして今、みんなが家から職場や学校とのテレコミュニケーションをするようなったことで、USBウェブカメラが入手困難になっている。まだ在庫のある店の中には、価格を倍(一部では4倍)に跳ね上げるところも少なくない。

私は2台目のカメラが必要になったのだが、買えなかった。そこでこの数日間、手元にあるものでなんとかする方法を考えた。

Kids

2020.04.13

工作から本格プログラミングまで遊びが無限に広がるロボットトイ「toio™(トイオ)」

(株)ソニー・インタラクティブエンタテインメントの「toio」(16,980円、税別)は、キューブ型のロボットでさまざまな遊びやプログラミングが楽しめる次世代おもちゃだ。toio本体セットと専用タイトルが発売されており、タイトルを変えることで、さまざまな遊びが楽しめる。というと、既存のゲーム機と似ているが、toioの特徴は、子ども自身がプログラミングしてロボットを動かしたり、新しい遊びを作れることだ。低年齢向けのプログラミング学習タイトルや、ビジュアルプログラミング環境も用意されており、JavaScriptによる本格的なロボットプログラミングにも挑戦できる。

Other

2020.04.10

「Maker Faire Kyoto Online」開催概要|5月2日(土)11:00-16:00まで誰でも参加できるTwitterを使った作品発表を開催します! #MFKyoto2020

4月20日追記:Maker Faire Kyoto Onlineの出展カテゴリーに「感染予防DIY」と「在宅勤務DIY」を追加します。「感染予防DIY」は布マスクやフェイスシールド、オフィスやお店の感染防止設備など、医療施設以外での感染予防に役立つアイテムが対象です。「在宅勤務DIY」は、デスク周りを快適にしたり、オンラインミーティングに役立つアイテムが対象です。この2つのカテゴリーについては、5月2日(土)11:00-16:00のどのタイミングでも発表可能です。

Science

2020.04.09

「プランC」の市民(Civic)とは、危機に怯える人々ではない。危機に対応するために結集する人々だ

メイカースペースのプランCは、危機的な医療用具不足に対処するメイカームーブメントの草の根活動の記録だ。今回はシリーズ第2弾の記事をお届けしよう。

Cは市民のC

プランCの「C」が何を指すか、今ようやくわかった。Civic(市民)だ。プランAが政府、プランBが産業界の対応だとすると、プランCは市民の活動だ。

「Foreign Affairs」誌のJaron Lanier(ジャロン・ラニアー)とE. Glen Weyl(E・グレン・ウェイル)は、その共著記事「市民テクノロジーはいかにしてパンデミックを阻止できるか」の中で、新型コロナウイルスの拡散予防に成功した台湾でのボトムアップの活動を称賛している。

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