Crafts

2013.09.06

キューバのMaker事情:DIYはサバイバルだ

Makeのカメラマン見習い、Gunther Kirschがこのビデオを教えてくれた。「平和時の非常時」におけるキューバ人の立ち直る力と創作力を伝える素晴らしいミニドキュメンタリーだ。

平和時の非常時とは、1989年にソビエトが崩壊した後のキューバの孤立と深刻な経済危機を婉曲に言い表したフィデル・カストロの言葉だ。1960年代以降、キューバ人は窮乏生活を強いられてきた。その結果として、週末の趣味としてではなく、生き残るためのDIY文化が育っていった。必要は発明の母。飢えも同じだ。

Electronics

2013.09.06

Raspberry Piで懐かしのMacを1/3スケールでエミュレート

RetroMacCastのJohn Badgerは、初代Macintoshのレプリカを公開した。塩ビ板とRaspberry Piと320×200ピクセルの画面で作られている。Raspberry Piは、システム7より古いOSをエミュレートするMini vMacを走らせている。実際にMacとして使えるだけじゃない。なんと、実物の3分の1のサイズなのだ。

パーツの詳しい説明や写真(内部も)は、RetroMacCastのJohnの記事をどうぞ。

Electronics

2013.09.03

Project Aura – 自転車の車輪の安全照明システム

デザインブログ、Core77に、Project Auraの美しい記事が載った。自転車の車輪に取り付けて残像効果で光の線を描き、速度に応じて色が変化するスマートな安全照明システムだ。

三部構成になっている記事の中で、プロジェクトの発案者、Ethan FrierとJonathan Otaは、カーネギーメロン大学の2年生として、どのようにこのアイデアを思いついたかを語っている。
学年末にプロトタイプを完成させ、ビデオを製作し、インターネットで公開しました。その時点では、プロジェクトは完成したものと考えていました。

Electronics

2013.08.30

Maker父娘が博物館展示用の火星探査車を製作

Beatty家の女の子たちがNYSCIで火星探査車を準備(写真:Andrew Terranova)

ひとりの男性とその2人の小さな娘がNew York Hall of Science(NYSCI)に展示するためのロボットを製作することになったと聞いたら、驚くだろう。その話がまた面白い。小さなMakerたちや両親たちによい刺激を与えてくれる話だ。

ミシガン州立大学出身で機械工学の学位を持つRobert Beattyは、ソフトウェア会社を経営している。ロボットなど作ったこともなければ、エレクトロニクス工作の経験もない。

Electronics

2013.08.30

Comic-Conのコスプレロボットはどのように作られたか

先月、『ロボコップ』の悪者みたいな巨大コスプレロボットのビデオを紹介したけど、ジェイミー・ハイネマンとアダム・サベージのウェブサイト、Testedで、ロボットがどのように作られたかを説明している。ロボットの中には人が入っていて、その人の腕の動きが、そのまま大きなロボットの腕に伝えられる仕組みだ。じつに単純。

Fabrication

2013.08.29

FAB9 第9回 世界ファブラボ会議 フォトレポート

世界50カ国、200箇所以上に広がる、デジタルファブリケーション機器を備えた実験的市民工房ネットワーク「FabLab(ファブラボ)」。その世界会議の第9回が、8/21から8/27まで横浜で開催されています。今回は、ワークショップと自由制作が行われていた8/23(金)、ヨコハマ創造都市センター(YCC)と北仲BRICKを訪れました。

拠点となる北仲通周辺にはFab9のポスターやサインが各所に掲示。これは最寄り駅の馬車道駅改札前。よく見ると、FabLabのロゴの形をした回路図や、Processingのコードがポスターの地の部分に書き込まれていました。

Electronics

2013.08.26

エネルギーのリサイクル:電池無用の無線通信、Ambient Backscatter

Ambient Backscatterを使うと、ユーザーとのインターアクション、本体同士の通信がバッテリーなしで行える。空中の電波を反射させたり吸収したりして、情報を交換するのだ。

すべてのものをスマートにしてネットワーク化するという「モノのインターネット(Internet of Things)」の普及の妨げになっているもののひとつに、バッテリー技術がある。コンピューティングパワーや、最近では記憶容量も加速度的に高くなっている。しかし、バッテリー技術はそれに追いつけずにいる。

Electronics

2013.08.23

Sugruはどこから来るのか:Jane ni Dhulchaointighインタビュー

ハックやモッドやあらゆる修理に使える自己硬化ゴム、Sugruは多くのMakerの工具箱に入っているだろう。その発明者、Jane ni Dhulchaointighの名前はイギリスのみならず世界のMakerの間で知られている。彼女が語る10年間の開発話は、苦闘と忍耐の感動の物語だ。だから、ハックニーにある工場に招待されたとき、私は飛びついた。どうやって作っているのか、どこからやって来るのか、もっといろいろなことを知りたいと思った。

Janeは、修理可能な物に囲まれて育った。

Crafts

2013.08.23

Will.i.amは考える。Makerは新たな憧れだ。

Will.i.amのFacebookフィードより。

ご存じない方のために、Will.i.amはThe Black Eyed Peasの創設者であり、名うてのハイテク好き。数々のイニシアチブを支援し、子どもの教育もサポートしている。とくに、彼のi.am.angel基金はi.am.STEAMプログラムを開始し、小中学校での科学、技術、工学、アート、数学の教育を支援している。さらに、彼はi.am.scholarshipを立ち上げ、革新性のある子供たちが中等教育を修了できるよう奨学金を提供している。