Fabrication

2020.04.22

「プランC」のプロフィール:シアトルで生まれたMaker Mask

ある地方の病院がシアトルのメイカースペースに、マスクとバイザーを作れる人はいないかと尋ねてきた。彼らは少々あわてて、誰ならできるかを調べてみた。すると、機械工学の経験を持つRory Larsen(ロリ−・ラーセン)がそれに飛びつき、一夜を費やしてデザインを練り上げた。「フットボールを受け取って走り出した感じです」とロリーは私に話してくれた。「夜に最初の(3Dプリントによる)Maker Mask(メイカーマスク)を作りました」

金曜日の明け方5時か6時に、ロリーは父親に電話をして「ボクが作ったものを見てよ」と伝えた。

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2020.04.17

Maker Faire Kyoto 2020 Online|居心地がよく、誰もが出入りしやすいメイカーコミュニティを作るためのパネルディスカッション「メイカーの心得」 #MFKyoto2020

編集部から:Maker Faire Kyoto 2020 Online|パネルディスカッション「メイカーの心得」を5月2日(土)13:00-14:00に開催します。その背景や内容について、大網 拓真さん(FabLab SENDAI – FLAT)に寄稿していただきました。なお、本セッションには、今野恵菜さん(山口情報芸術センター[YCAM]/乙女電芸部)、久保田晃弘さん(多摩美術大学情報デザイン学科)と城一裕さん(九州大学大学院芸術工学研究院/山口情報芸術センター[YCAM])にもご登壇いただきます。

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2020.04.17

ニューヨークでフェイスシールドを作るAdafruitが生活に必要な事業と認定された!

一般の事業所と同じく、Adafruitも事態が深刻になり始めた時点で営業を停止した。しかしそのすぐ後、Adafruitは「必要な製造業のために欠かせないサービスおよび事業」に認定された。つまり、必要最低限のスタッフで重要な部品の出荷ができるようになったことに加え、新しい製品ラインとして地方自治体や病院のためのフェイスシールドの製造も可能になったということだ。

自宅待機命令が出されたニューヨークの街は、今どんな風だろうと気になった。フィルは、オフィスに向かうときの様子を少しだけ教えてくれた。

Science

2020.04.09

「プランC」の市民(Civic)とは、危機に怯える人々ではない。危機に対応するために結集する人々だ

メイカースペースのプランCは、危機的な医療用具不足に対処するメイカームーブメントの草の根活動の記録だ。今回はシリーズ第2弾の記事をお届けしよう。

Cは市民のC

プランCの「C」が何を指すか、今ようやくわかった。Civic(市民)だ。プランAが政府、プランBが産業界の対応だとすると、プランCは市民の活動だ。

「Foreign Affairs」誌のJaron Lanier(ジャロン・ラニアー)とE. Glen Weyl(E・グレン・ウェイル)は、その共著記事「市民テクノロジーはいかにしてパンデミックを阻止できるか」の中で、新型コロナウイルスの拡散予防に成功した台湾でのボトムアップの活動を称賛している。

Science

2020.04.02

Maker Faire Kyoto 2020 online|パネルディスカッション「COVID-19以降の世界にメイカーが貢献できること」を5月2日(土)に開催。議論に先駆けてSlackのワークスペースを公開します

画像はイタリアの3Dプリンティングの会社、WASPのオープンソース防護服(https://www.3dwasp.com/casco-di-protezione-ventilato/から引用)

編集部から:Maker Faire Kyoto 2020 online|パネルディスカッション「COVID-19以降の世界にメイカーが貢献できること」を5月2日(土)15:00-16:00に開催します。本記事はそのパネルディスカッションのイントロダクションとして、小林茂さん(情報科学芸術大学院大学[IAMAS]産業文化研究センター 教授)に寄稿していただきました。

Science

2020.04.01

手指消毒液、マスク、フェイスシールド、防護服、感染予防フックなど、COVID-19対策として今すぐ作れるものリスト

[日本語版編注:本記事のリンク先はすべてアメリカ国内向けの英語サイトですが、日本ではこれまで紹介されていないようなDIY感染防止対策も多く、参考のために紹介します。衛生基準や法律はアメリカ国内のものであることにご注意ください。日本の厚生労働省の「新型コロナウイルス感染症に関するQ&A」なども合わせて確認していただきますよう、お願いいたします]

画期的な大発明をしようと思えば、貴重な時間を使ってしまう。

Science

2020.03.31

南欧を脅かすパンデミック #2|オープンソースで医療現場を助けるCoronavirus Makersは各地のメイカーを束ね、さらに政治に働きかける

本シリーズでは南欧在住のmakezine.jpコントリビューター、類家利直さんに南欧の現状とメイカーの動きをレポートしていただきます。

2月下旬の北イタリアでの新型コロナウイルスCOVID-19の感染爆発の後、1、2週間ほど経ってからスペインでも深刻な感染爆発が始まりました。あっという間に大混乱になっていたイタリアよりはまだ準備できる余裕もあったかもしれませんが、スペインでは都市封鎖による強制的な自宅待機の期間はさらに長くなっており、多数の感染者を出しているマドリードやバルセロナのような大都市を中心にイタリアと同様の医療崩壊の危機に直面しています。

Science

2020.03.27

南欧を脅かすパンデミック #1|医療崩壊寸前の病院を助けるイタリアのメイカーたちとFab Labネットワーク

本シリーズでは南欧在住のmakezine.jpコントリビューター、類家さんに南欧の現状と“何もせず手をこまねいているわけではない” メイカーの動きをレポートしていただきます。

日本でも報道されご存知の方も多いと思いますが、3月下旬の現在、南欧で新型コロナウィルスCOVID-19が猛威を振るっています。イタリアに続き、スペインやポルトガルでも非常事態宣言が出され、この1、2週間市民の移動は制限されています。

Science

2020.03.24

「COVID-19」に対抗する医療器具の不足に備えてメイカーによる「プランC」が始まっている

メイカー、エンジニア、その他の草の根の人たちが、「COVID-19」のためのバックアッププランのバックアッププランを作ろうと動き始めている。そこで、メイカースペースからの「プランC」を考える人々とそのプロジェクトを紹介しよう。

COVID-19との戦いで、患者のための人工呼吸器や医療従事者のための防護服といった医療器具の不足が深刻な問題になっている。今すぐこの品薄の状態に対処できるのは誰か? メイカームーブメントなら、アメリカのみならず世界中に「プランC」を提示できるはずだ。

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2020.01.21

Mini MakerCon Tokyo 2019クロージングセッション|メイカーのルール・オブ・コンダクト(行動規範)を作ろう

2019年11月2日に開催された「Mini MakerCon Tokyo2019」のしめくくりとなるクロージングセッションでは、これまでのセッションの内容を引き継いだまとめや質疑応答などが行われた。

パネリストの久保田晃弘氏(多摩美術大学情報デザイン学科)と城一裕氏(九州大学大学院芸術工学研究院/山口情報芸術センター[YCAM])、小林茂氏(情報科学芸術大学院大学IAMAS)によるまとめに加え、オライリー・ジャパンの田村英男を中心に登壇者との質疑応答の時間が設けられた。