Electronics

2016.05.06

地電流を音や光に変換する土壌ハッカー、Martin Howse来日公演とワークショップ

地球、土壌、地表、地面…英語ではすべて”アース”だが、その名の通り電子回路に土壌を組み込み、地球をハックすることをもくろむアーティストがいる。ロンドンとベルリンをベースに活動するMartin Howseは地質をハックし、土壌を回路に接続して作品を制作するメディア・アーティストだ。この5月、彼が来日し東京で公演とワークショップを行うという。

エンジニアでもある彼は、土壌に電極を刺し、自作の発振器やコンピュータをつないで信号を変調させたり、地電流を音や光に変換する作品を制作している。

Electronics

2016.05.02

Makerでもサステイナブルなサービスを提供できる「SORACOM Air」ー 株式会社ソラコム 玉川憲さんインタビュー

Makerやハードウェア系エンジニアの間で、最近ひとつのMVNOサービスが話題になっている。株式会社ソラコムというスタートアップ企業が提供する「SORACOM Air」だ。NTTドコモのインフラを利用している点では他のMVNOと変わらないが、実はそれ以外において大きく異なるサービスとなっている。

ソラコムとそのサービスが注目されているのには、大きく3つの理由がある。

ひとつ目は、創業者のひとりでCEOを務める玉川憲さんが、Amazon Web Services(AWS)においてエヴァンジェリストを務めていた経験があり、日本においてクラウド普及の一翼を担ってきた人物であるということ。

Electronics

2016.04.28

ProcessingとRasPiの組み合わせがまるでArduino

Processingが正式にRaspberry Pi(Raspbian)上で動作するようになってから半年ほどが経ちました。使ってますか? 今日は使う機会がさらに増えそうな情報をお伝えします。

上の写真はRaspberry Pi 2で動いているProcessing3.0のウインドウです。ソースをよく見るとpinModeとかdigitalWriteというキーワードがありますね。「これArduino IDE?」と勘違いしそう。両者のユーザーインタフェイスは似てますしね。

Electronics

2016.04.27

AAduino — 単三電池サイズのArduino互換ボード

AAduinoは、Arduino互換のマイクロコントローラーボードだ。スウェーデンの埋め込みシステムエンジニア、Johan Kanfloが開発した。サイズはなんとAAバッテリー(単三電池)1本と同じ。AArduinoは、標準の単三電池三本入り電池ホルダーにきっちり収まるように作られている。その結果は「非常に小さいけどそこそこパワフルで、無線ノードを備えているので、使い道の可能性は無限です」とJohanは開発の動機を話している。

「私は、Nathan ChantrellのTiny328を、スイスアーミーナイフISMノードなどでよく使っています。

Fabrication

2016.04.27

ハック、ジグ、マイター、コープ:ノコギリ10種とその使い方

アルキメデスは言った。「十分に長い棒とそれを載せる支点があれば、世界を動かしてみせよう」と。簡単な機構の力に関する彼の永遠の知恵は、適切な工具を選択するときにも活かすことができる。とくに、何を切るかによって変わる最適なノコギリの選択だ。

普通のハンドソー

もっともノコギリらしい、あらゆる木材に対応したノコギリだ。この道具が世界を変えたことは言うまでもない。2×4をただ切ってるだけで、疲れてきたことを教えてくれる便利な工具でもある。

Other

2016.04.26

1日のスケジュールが一目でわかる壁掛けRaspberry Piディスプレイ

常にスケジュールどおりに動くことは難しい。ままならないものとして、自分の仕事のスケジュールもあり、家族のスケジュールもある。さらに、天気や交通渋滞など、自分ではどうすることもできない事情もあって、物事が混乱する。幸い今は、Googleカレンダーやインターネットの天気予報のようなサービスがそれを助けてくれている。そこで家族全員のスケジュールがひとつのページで見られるよう、Tom Scottは壁掛け式の情報ディスプレイを思いついた。

みんなも思うだろうけど、そのとおり、これが最初ではない。

Kids

2016.04.25

さあはじめよう! 子どもたちにコードを教えるための教材

子どもにコーディングを教えるときには、大人に教えるときは考えもつかないような障害に出くわす。子どもは現実の人生経験に乏しいため、たくさんの類推が子どもたち頭の中をよぎる。抽象的な思考に対処するのは大変なことだ。だから、より具体的に伝えることが必要になる。また、子どもは大変に気が短い。とくにグループになるとその傾向が強まる。即座に十分な報酬が得られなければ、彼らは退屈してボンヤリしてしまう。そうなれば、世界中のどんな講義も彼らの頭の中に何ひとつ有益なものを残さない。

Crafts

2016.04.22

新刊『発酵の技法』は4月23日発売!

私は今まで料理本を読むことはあっても、それに載っている料理を作ることはなかった。本書は、どこが違ったのだろうか。ひとつの理由として、Sandor Katzが情熱を込めて書いている発酵の変成パワーの説明があまりにも説得力があるので、どうなるか試してみたくなってしまうからだ。私が小学生のころ、酢と重曹を混ぜるとすごいことが起こるよ、と先生が教えてくれた時の気持ちに似ている。微生物による変成作用は実に驚くべきものだし、その結果として平凡な食材から我々人間ではなくバクテリアや菌類が作り出す、新たな風味や興味深い食感なども多くの場合、驚くべきものだ。

Electronics

2016.04.22

Pebble SteelでRaspberry Piをコントロールするハック

(日本語版編注:本文中で触れられている「433MHz無線送信機と受信機」について、この帯域の無線は日本では利用できません。日本の電波法に沿った機器の利用をご検討ください。この件は、読者の方からご指摘をいただきました。ありがとうございます。なお、当初公開した編注が誤解を招きやすいものだったため、編注の内容を修正しました。[4/22 18:00])

私は新しいテクノロジーで遊ぶのが好きだ。ソフトウェア開発者であり、ロボティクスに興味を持つ私は、ソフトウェアとハードウェアの両方で遊べることが無常の喜びになっている。

Other

2016.04.21

『鋼鉄地帯』発売記念、西澤 丞さんメールインタビュー「鉄の熱さまで感じられる写真集になった」

『鋼鉄地帯(日本の現場「製鉄篇」)』西澤丞、太田出版、価格2980円+税

2013年に『イプシロン・ザ・ロケット』をオライリー・ジャパンから出版した写真家の西澤 丞さんの最新作『鋼鉄地帯』が4月19日に太田出版から出版されました。今回は西澤さんのご協力を得て、写真集に掲載された写真をmakezine.jpに掲載。併せて今回の写真集や「現場」への思いをメールインタビューでお聞きしました。

JFE西日本製鉄所/倉敷の高炉

JFE西日本製鉄所/福山の高炉

今回の撮影場所について教えて下さい。