Crafts

2012.10.26

完全なRGBカラースペースを印刷した本

Photo: Brittany Schall
これは、アーティストのTauba Auerbachが2011年に作った「RGB Colorspace Atlas」だ。これは一辺が8インチの立方体の本。外側だけでなく内側にも、お馴染みの立方体にマッピングされたRGBカラーモデルが印刷されている。ページをめくれば、あらゆる色にアクセスできる。3部で1セットになっており、それぞれ、異なる軸方向で閉じられている。あらゆる方向から色を探せる仕組みだ。

Other

2012.10.25

US版『WIRED』編集長 クリス・アンダーソン来日。「Makerムーブメント」を語る

この秋は、Makerの皆さんにおすすめの書籍、イベントが盛りだくさん。
まず10月25日に発売になるのが「MAKERS―21世紀の産業革命が始まる」(NHK出版)。ご存知、US版『WIRED』編集長のクリス・アンダーソン氏が『フリー』『ロングテール』の次のパラダイムシフトとして「Makerムーブメント」を描く。

新産業革命としてのMakerムーブメントの成り立ちから、現在の製造業の未来予想まで、具体的な事例を挙げながら幅広く解説していく手法はさすがクリス・アンダーソン。

Science

2012.10.24

自家製ハイブリッドロケットエンジン

「デモ専用」としてBen Krasnowが下のビデオでウォークスルーを見せてるハイブリッド・ロケットエンジンは、ポリメタクリル酸メチル樹脂のロッドとガス状の酸素からなるもの。エンジンを作る様子から、点火の様子をよく見てほしい。
デモンストレーション用に小型のロケットエンジンを作りました。(中略)わずかに酸素を出した状態で、火をつけた綿を木の棒で内部に入れてエンジンに点火します。アクリルは純酸素に触れると非常に燃えやすくなります。エンジンはスロットルで調整ができ、完全に止めることもできます。

Other

2012.10.23

神保町ブックフェスティバルと電子工作体験会

10月27日(土)、28日(日)に開催される神保町ブックフェスティバルの期間中、三省堂書店神保町本店5階で、サンハヤトのキットを使った電子工作体験会が行われます。書店巡りの途中でLEDをチカチカさせてみたりしてはどうでしょう? 
■日時:2012年10月27日(土)、28日(日)
■時間:11時から18時
■場所:三省堂書店神保町本店 5階理工書売場内 上りエスカレーター前
■使用教材:SBS-201、SBS-202、SBS-203を用意しております。

Electronics

2012.10.23

機械式ドンキーコング

M.S. Raynsfordの機械式ゲームはめちゃくちゃクール。彼は新しいバージョンにも取り組んでいる。ついに機械式ドンキーコング V1が完成しました。時間の制約があって、もともとの計画から単純化したバージョンですが、マリオが回転し、ボールをジャンプし、ボールのフィーダーとキャッチ部分の操作ができます。ほとんどの部品はレーザーカットで作られていて、全体的に独特な雰囲気があります。このマシンは多くの人に喜んでもらえて、大成功でした。ほとんどトラブルもなく、あってもユーザー側の問題でした。

Science

2012.10.22

スティーブン・ウルフラム講演「子供たちから学ぶことが年々増えている」- World Maker Faire 2012にて

Mathematicaの開発者、スティーブン・ウルフラム(Stephen Wolfram)がWorld Maker Faire New York 2012で講演を行ったのだが、クアドリコプターの飛行をMathematicaでコントロールする実演を行った13歳の息子クリストファー君に観客の関心が奪われた。息子は、Mathematicaの1行のコードでクアドリコプターを三次元パスに沿って飛行させようと考えていました。正方形の頂点のリストを作り、コードを入力し、Shift+リターンキーを押しました……が、何も起こりませんでした。

Electronics

2012.10.22

レゴのレコードプレイヤー

完全にレゴだけで作られているわけではないが、カナダのMaker、Ryan Alexanderは、本物のレコード盤 (激しく歪んでるけど)を再生して、そのコンセプトを見事に実現してみせた。レコードプレイヤーを作ったことがある人がいたら、ぜひリンクをコメントに貼って欲しい。きちんとしたレコードプレイヤーが少なくなってるから、誰か作ってないかと興味津々。

Electronics

2012.10.19

iTurntable – デジタル音楽ドック

近ごろは、デジタルDJ用に、昔ながらの操作方法を模した接触式の入力デバイスが多くなってきた。その多くは、専用デッキの上にターンテーブルが退化した回転式エンコーダーが乗っかっているといったものだが、DJでなくても、昔のレコードプレイヤーのような操作感覚のデバイスが欲しいという方は、このチャーミングなiTurntableはどうだろう。Austin Yangが開発したiPhone用のドックだ。トーンアームをセットすると曲が再生される。ただし、トーンアームは針で溝をトレースするものではなく、前後の選曲をするためのもの。

Electronics

2012.10.18

Seth Godin講演「アートと科学と物作り」- World Maker Faire 2012にて

Seth Godinは、私の知るなかでもっとも面白い人のひとりだ。人気のビジネスコンサルタントであり、講演者であり、既存の考え方に対抗して、驚きの、人生をひっくり返す可能性のある真実を引きずり出す数々の著作がある。たとえば……
「ここに、葛藤すべき真実がある。アート(書くこと、関わること、導くことすべて)が貴重である理由は、ひとえに、そのやり方を教えることができないからだ。案内図があったとしたら、アートは存在しない。なぜならアートは、案内図なしに舵取りをする行為だからだ。