Science

2019.02.22

“山や海へ「新しい種」を求めて探索しながら、自然と共に成長していく物語”『ワイルドツアー』、恵比寿映像祭にて2月24日(日)上映。また、3月30日からはユーロスペースでの公開も決定

画像提供:山口情報芸術センター[YCAM]

“山口県山口市を舞台に、採取した植物のDNAを解析し植物図鑑を作るワークショップを物語の出発点におき、そこで出会った10代の若者たちが、山や海へ「新しい種」を求めて探索しながら、自然と共に成長していく物語”『ワイルドツアー』が、現在開催中の恵比寿映像祭で2月24日(日)15:00から上映されます。また、本作品は2019年3月30日(土)〜4月12日(金)、渋谷ユーロスペースにて公開が決定しています。

以下は、『バイオビルダー』の監訳者でもある津田 和俊さんのコメントです。

Other

2019.02.22

車椅子をインタラクティブなバンブルビーにトランスフォームさせた「アシスティブテクノロジー」のMakerたちのストーリー

Alexとバンブルビー

Alexは自動車と作曲と映画『トランスフォーマー』が大好きな16歳の少年。全身の筋緊張低下症を患っているため、筋肉を思うように動かせず、車椅子が欠かせない生活を送っている。バンブルビーは、Alexの車椅子に施された最高のコスチュームだ。Alexのためのいくつもの入力装置が備えられ、大音量の音響システムに、LEDもたくさん装備されている。これは、私たちが車椅子をトランスフォーマーに作り変えた記録だ。

Crafts

2019.02.18

切削工具ごとにどれだけの材が失われるのか? 「切りしろ」を考えよう

これは誰もが経験することだ。木工プロジェクトで、すべての材を正しく測って線を引いて、切って、組み立てようとすると、なぜだかすべて数ミリ短い。「どうして、全部数ミリ短く測ってしまったんだ? 自分には向いてないんだ!」と思うのは違う。ただ、「切りしろ」を考えてなかっただけだ。

切りしろとは、切削工具を使ったときに、材から取り除かれる部分のことを言う。私たちはみな、子どものころからハサミで何かを切ることには慣れてきた。ハサミの場合、何を切っても切り屑は出ない。

Kids

2019.02.15

[MAKE: PROJECTS]大切なビンテージおもちゃを光で飾るディスプレイスタンド

大好きな古いおもちゃを飾って眺めたり、新しい形で使ったりするのは楽しい。古いゲーム盤などは、らせん綴じのノートの表紙に使える。おもちゃのカタログはラミネート加工して財布にする。私は、ビンテージな日本製のロボットのおもちゃにもう一度活躍してもらいたくて、それを飾る新しい方法を考えてみた。そこで、3つの機能がひとつになったおもちゃ用「Show ‘N’ Glow」(光って映える)ディスプレイスタンドの作り方を紹介しよう。背後にはコミック本を飾るラックと読書灯も備えている。

Fabrication

2019.02.12

瞬時にして物体が現れる実験的3Dプリント方式

3Dプリンターが動いている様子は、今でも十分に驚きであり、目を奪われる。人が集まる場所に3Dプリンターを置いて、プラスティックのレイヤーが重ねられてゆく様子を披露すれば、近くで見ようと、かならず大勢の人が群がってくる。プリントには時間がかかるのが普通だ。長いときでは完成までに数日ということもある。しかし、この新方式なら、液体が入った容器の中で、ほんの数分間でオブジェクトができあがる。

この記事によれば、そのプリンターはカリフォルニア大学バークレー校とローレンスリバーモア国立研究所とで共同開発されているという。

Crafts

2019.02.07

[MAKE: PROJECTS]20万個の小さな結び目のマクラメで作った周期表で周期表150周年を祝う

英語版編集部より:この記事の制作準備を進めていたとき、Janeは自分で自分をインタビューして遊んでいました。それがけっこう面白かったので、そのまま掲載します。

それにより彼女は今年、ドミトリ・メンデレーエフが1869年に元素の周期表を発表したことを記念する数々のイベントに招待され、マクラメで作った周期表を発表することになりました。それには、パリで開かれる周期表国際年の開会式、エジンバラ大学、ケンブリッジのセントキャサリン大学、ロンドンの王立化学会での展示会も含まれています。

Other

2019.02.05

O’Reillyの“親玉”、Tim O’Reilly著『WTF経済 ―絶望または驚異の未来と我々の選択』は、2月26日発売。山形 浩生氏による「訳者解説」全文掲載!

「Make:」書籍編集チームが企画・制作を行った書籍を紹介します。

●書籍紹介

人工知能、自動運転、オンデマンドサービス、ギグエコノミー、補助拡張された労働者、魔法のようなユーザー体験など、最先端のテクノロジーがもたらす予想もできなかった事物によって、ビジネス、政治、そして「職」はどう変わっていくのか、また、「人間中心の未来」を作っていくために、我々はどんな選択をするべきなのか。

Crafts

2019.02.01

Teenage Engineeringの折り曲げて作る「貧者のモジュラーシンセ」

Teenage Engineering社がパネルを折り曲げて組み立てるだけという簡単で安価なモジュラー・センセサイザーの組み立てキット16、170、400をオンライン限定で発売した。マニュアルを見ながら折り曲げるだけで15分ほどで完成させて遊べるところは、(ダンボール素材ではなくアルミ板だが)まるでシンセサイザー版Nintendo Laboのようであり、また自分で家具を組み立てるIKEA方式をも彷彿とさせる(実際Teenage Engineeringは昨年IKEAとFREKVENSというホームパーティー用サウンドシステムでコラボレーションしている)。

Electronics

2019.01.30

他のニュースでは見られないCES 2019で見つけた「Make:」好みのプロダクト

今年のCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)も終わった。「Make:」は今年も、DIYとスタートアップの新星を求めて、壁のように立ち並ぶテレビや光るカラオケスピーカーや家電製品や、その他の「コンシューマー」で「エレクトロニクス」なやつを見て回った。

帰ってきてから印象に残っているものを、ちょっとメモしておく。

・最高潮の2019年CESだったが、その雰囲気はこれまでの数年間と変わらない。いちばん印象に残っているのは「もっとテレビを買ってください」という空気。

Electronics

2019.01.28

CESで見た水中ドローンの進化

数年前、CES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)は、非公式に「ドローンの年」を宣言すると、たくさんの人たちが会場に空飛ぶプラットフォームを持ち寄り展示した。DJI、Parrotや、その他無数のグローバル企業がマイクロサイズのドローンから相当な重量の荷物が運搬できるマルチコプターまで、大きなブースを構え、大掛かりなデモを披露していた。

それ以来、ドローンはCESでは定番の展示製品となり、昨年は人が乗れる自律飛行ドローンも、会場で盛んに騒音を立てていた。