Fabrication

2016.08.29

ロボットがタトゥー業界の未来を背負うのか

最近公開されたこのビデオでは、人の脚にロボットがタトゥーを彫っている。これは、Appropriate AudiencesのJohanとPierreとAutodeskのPier9の共同事業だ。JohanとPierreにとっては、これは初めてのロボットタトゥーの試みではない。以前にも、ハックしたMakerBotにタトゥーマシンを接続して、人の体にタトゥーを「プリント」する実験を行っている。それがどんどん洗練されてゆき、下のビデオにあるような性能の高いものに進化した。

Crafts

2016.08.26

無理だと考えられていることを実際にやってみて、そうではないことを実証する。— ダンボールでプールを作ることの意味

2011年、北アメリカの大半を異常気候が襲ったとき、私はダンボールでプールを作った。それは正気の沙汰ではない、不可能と思われるものだった。それはまた、私のYouTubeチャンネルの方向性をがらりと変えるきっかけにもなった。こうした方向性の転換を私は、「転換点発明(pivot point invention)」と読んでいる。転換点発明は、それまでの経歴を方向転換させてしまうほどのアイデアで、最初はまったく意味がわからず、後にそれで成功して、その人の創造的方向性の再考を促すというものだ。

Electronics

2016.08.25

最大2メートルを1ミリ刻みで測れる小さな距離センサ

STマイクロ社の距離センサ”VL53L0X”を使いやすくまとめたPololuのモジュールが届いたので、紹介します。(筆者は発送が速い朱雀技研工房ストアより購入しました)

このセンサは赤外線を投射して、それが対象物に当たって跳ね返ってくるまでの時間を計測することで距離を測定します。デジカメで撮った上の写真を見ると、チップから赤外線が出ているのが見えますね。ふたつある穴のひとつが赤外線の出口、もうひとつが受光部です。

インタフェイスはI2C。

Electronics

2016.08.24

生きているようなホームレスロボット、Dirkの社会実験

フランスのナントで行われたMaker Faire Nantesでは、大きくてびっくりするようなものがたくさん展示されていた。巨大な作品は遠くからも人を集める。しかし、Dirkの場合はそうした注目のされかたではなかった。彼は群衆の中にそっと紛れ込む。そこが面白い。なぜならDirkはロボットだからだ。

Dirkは、ショッピングカートを押しながらぶらぶら歩き、お金を乞い、お金がもらえたら音楽を演奏する。彼はロボットなのだが、その動きはとても人間らしい。

Science

2016.08.23

簡単な水耕栽培花瓶を作ろう

私がティーンエイジャーの宇宙オタクだったころ、水耕栽培について理解しなければいけないと思った。それは、宇宙船で、宇宙ステーションで、月面基地で、宇宙飛行士が食料を生産するために必要な技術だからだ。私は水耕栽培キットをThe Whole Earth catalogで注文して、土を使わない宇宙ガーデニングの短い旅に出た。

下のビデオでは、Instructablesのメンバー、Michelle Krasnyが水耕栽培について説明している。

Fabrication

2016.08.22

Autodesk Fusion 360でCNCミリングマシンを使う

ソフトウェアはデジタルファブリケーションの鍵を握る。デジタルモデルをデザインするためのソフトウェアはたくさんあり、そのモデルのデータを実際のオブジェクトにするために、特定のマシン用に変換するプログラムもある。AutodeskのFusion 360は、その両方の機能を備えた、Makerに人気のソフトだ。軽くて、直感的に使えて、それでいて、フリーフォームのモデリング、レンダリング、アセンブリ、物理シミュレーションができるコンピューター支援デザイン(CAD)モジュールと、CNCフライス盤などのコンピューター支援製造(CAM)モジュールも備えている。

Other

2016.08.19

体の不自由な人のために何かを作ろうと思った理由

22インチの液晶ディスプレイに接続された基本的な機能のデジタルカメラを3000ドルで買う? 自分の位置を知らせてくれるGPSユニットを800ドルで買う?

残念なことに、こうした時代遅れの機材を高い値段で買わざるをえない人たちが世間から見過ごされている。体の不自由な人たちだ。

市販の技術は、この数年大きく伸びているのに対して、支援技術(assistive tech)は、イノベーションの面でも競争の面でも横ばいだ。この2つの曲線の違いは、機会にある。

Electronics

2016.08.18

不要なUSBメモリをRasPiの「リセットスイッチ」にする方法

なるほどシンプルで良いアイデアだ、と思ったので紹介します。誰でも、引き出しの中に使わなくなったUSBメモリを1個か2個持っていることでしょう。それをRaspberry Piの「リセットスイッチ」として使う方法。仕掛けは簡単で、USBメモリがRasPiに接続(マウント)されたときに、そのメモリに保存されているシャットダウンスクリプトが自動実行されるよう、OS(cron)を設定しておくだけです。

詳しい方法はプログラマずんべさんのブログにあります。

Electronics

2016.08.17

Realtek RTL8710はESP8266の人気を超えるか?

数年前(正確には2年前)、上海のEspressifは低コストのESP8266 Wi-Fiチップを発表した。これにより、ほぼすべてのマイクロコントローラーは無線ネットワークに接続できるようになった。これは、インターネット接続を必要とするさまざまなIoTプロジェクトへの道をMakerに開いたばかりか、非常に低価格(5ドルほど)なので大変に魅力的だった。

しかし、Realtekがパワフルなだけでなく、さらに安い(AliExpressで3.52ドル)という新しいモジュールが登場して、なくてはならないWi-FiモジュールとしてのESP8266の時代は終わりを告げるのかも知れない。

Science

2016.08.16

Arduinoバイオリアクターで家庭での生物学実験が可能に

何年も前から、微生物学者や生物工学者はバイオリアクターを使って微生物や、薬剤のための前駆的化学物質の生成の研究を行ってきた。バイオリアクターとは、バクテリアに必要な栄養素を与えてそれを育成させる装置のことだ。ひとつの身近なバイオリアクターの例として、ビールの発酵器がある。また別の例として、シアノバクテリアのためのフォトバイオリアクターがある。シアノバクテリアは空気中のCO2を吸収して、太陽光で光合成を行い、バイオマスを作る。最近の代謝工学では、合成生物技術を使って、細胞の中の炭素の流れを変えて有用な燃料を作り出している。